ゲーマーが投資やってみた!

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株をやる人はGAFAの脅威を学ぶべき!

こんにちは!
ピロシキです!

皆さんはGAFAという言葉をご存知でしょうか?
Google,Amazon,Facebook,Appleの頭文字で、
今回紹介する本はこれらの影響力がいかに凄まじいかと、
共通点はどこにあるか、今後これらの企業を超えるものは出てくるのか?
という点について書かれており、
株式投資をする人間にとって必見の本です!

著者:スコット・ギャロウェイ   紙の本の長さ: 480 ページ
出版社: 東洋経済新報        発売日: 2018/7/27 

 

 

本の構成

この本は前半GAFA1つずつに対してどのような凄さがあるか書かれており、
後半GAFAの共通点と今後GAFAを超える可能性のある企業
について述べられています。
そして一番最後に現代での成功するためのアドバイスがいくつかかかれています。
480ページと長いのと、和訳の文章特有の読みにくさがあり、
読み終わるまで2週間ちょいかかりましたが、
内容はとても濃いので、ゆっくりでも読むのをおすすめします!
一番最後の現代で成功するアドバイスに関してだけは、
他の本のほうがより詳細
に触れられていると感じましたが、
その他は非常に良い内容です!

本の内容と感想

この本の中で気になった一部分をお伝えします!

GAFAに共通する要素 

この本の中ではGAFAに共通する8つの要素について解説がなされています。

その中で気になったのは垂直統合・地の利です!

垂直統合

消費者体験全てを垂直統合でコントロールできることが重要であり、

アップルの最大のイノベーションiPhoneと考えられているが、同社を5000億ドル企業への起動に乗せたのは、直営店をつくって流通とブランドについての支配権をもぎとったことだ。

と書かれています!日本ではAUなどのキャリアでiPhoneを手に入れるため、
このような事を考えたこともなかったですが、
直営店があるからブランド力を高めたという事実に関しては感心しました!
商品の性能だけではなく、持っているとカッコいいというブランドにまで押し上げた事で、ジョブズという創業者を失ってもなお、Appleが存続出来ている理由であると著者は述べています。
なので企業の判断材料として垂直統合の考えがあるか確認するのも良いかもしれませんね!

地の利

もう一つは地の利です!

過去10年の間に時価総額が何百億ドルも増加した企業は、ほぼ例外なく世界的な技術系あるいは工学系の大学に自転車で通える距離にある。

とあります!

アップル、フェイスブック、グーグルはスタンフォード大学と良好な関係にあり、
更にカリフォルニア大学バーグリー校に自転車で通える距離にあるそうで、
Amazonワシントン大学に近いそうです!
これらの影響により、
今後50年の世界のGDPの成長は都市部で起きるであろう
と予想しています。
今の日本の製造業系の会社を見ると、
工場設置の関係から地方にある場合が多いと思いますが、
コンピュータと機械の発展により少人数でも大きな仕事が出来る世界に移りかわりつつあるのを感じますね!
少人数の天才達が莫大な富を生み出す時代になってきているため、
今いる優秀な学生を取り合う世界になっています!

なので投資先の企業が地方にいるのか都会にあるのかよく見るべきだと思います!

NEXT GAFA

アリババ、テスラ、ウーバー、AirbnbなどがGAFAに比べて何が足りていないか
述べられています!

ウーバーに足りないのは好感度という指摘があるのは意外でした!
日本にいるとウーバーを使うこともないので、そもそも全くイメージなど無く、
アメリカで流行ってるタクシー呼べるアプリくらいの認識でしたが、
社内で性差別の問題があったり、ライバル会社に予約とキャンセルを繰り返し組織的に妨害した等、問題行動が多かったようです。
このような日本にいると分からない点を含めて記述してくれているのは
この本の非常に良い部分だと感じました!

 

ではまた!

この本のおすすめ度★★★★★

著者:スコット・ギャロウェイ   紙の本の長さ: 480 ページ
出版社: 東洋経済新報        発売日: 2018/7/27